【嶋田】「生活相談員」のお仕事は?

【近藤】ケアマネージャーと一緒に面接や訪問に入りながら、生活援助の視点でデイの利用者さんの介護保険利用や生活改善に関わっています。「生活相談員」としての仕事の時以外はデイサービスに入って、送迎や食事・入浴の介助など、介護職員と同じように働いています。【嶋田】特に気をつけている事は?

【近藤】自分の仕事は、介護の延長にあるので、面談や訪問の中で見てきたことは、デイのスタッフにもすぐ返すようにしています。逆にデイの中で、ご本人やご家族の状況がわかることもあるので、介護の統一というか、共有することが重要ですね。

【嶋田】「虹の家」に来られてどれ位なのですか。

【近藤】2年2カ月になりますが、ここが「生活相談員」としては初めての職場でした。家庭的でアットホームなのがいいでしょう。「家の延長」という感覚で、雰囲気もお家みたいだし、トイレもお風呂も、職員のいる部屋も全部近いのは、利用者さんにとってもいい所かな。

【嶋田】古民家というのがなかなかいいですね。

【近藤】建物が古いので隙間風が吹いてましたが、手作りで改善しました。収納も自分たちで作り、お金をかけずに工夫しています。整理整頓が好きなので、結構楽しんでますよ。デイのレクレーションで使う道具も手作りです。テーブルホッケーの道具も、全部スタッフが作りました。【嶋田】すごいですね。毎日何名位の方が来られているのですか。

【近藤】今日は11名で、今「虹の家」には28名の登録利用者さんがおられます。毎日12名位になるように調整していますが、なかなか難しいです。入院やショートステイ利用があったり、冬は越冬入院や体調を崩す方もおられます。入院されても、退院後を考えると他の方を入れる訳にもいかないですしね。【嶋田】なるほど。他にもご苦労や、やりがいなどを教えてください。

【近藤】難しいのは、やはり利用者さんとの意思疎通かな。家では自分でできている方でも、デイでは全介助を望まれることがあります。「職員がいて、してくれるならやってほしい」という気持ちもあるんだと思います。でも私達は「少しでも在宅を支えたい」と思っているので、何でもやってあげて自分でできなくなっては元もこもない。デイは「家の延長」なんです。デイに通う中で、ご飯を食べるのにスプーンからお箸になった方が2人おられるんです。できないことができるようになったんです。

【嶋田】へぇ、すごいですねぇ。

【近藤】ご高齢の利用者さんたちの中で状態がよくなるケースは稀です、良くて現状維持。だんだん悪くなる方も多い中で、できないことができるようになるのは、その人の努力があったんです。1人介助で歩けるだけの筋肉がついたってことです。そういうのはすごくうれしいです。

【嶋田】今日は貴重なお話をありがとうございました。(県連事務局・嶋田優恵)

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