【高下】新人の皆さんへ激励の言葉  をお願いします。この一年間どうでしたか。

【酒井】最初は人間関係にも悩みつつ、患者さんの名前も覚えられず、パニックになりました。毎日多忙で、先輩に教えてもらいたくても聞きにくい状況も続きました。

【高岡】私の時代はバイトしながら技術を覚えることもできましたが、最近は学校の実習も少なく、注射の技術を覚えるのも大変ですよね。

【酒井】失敗したり力のなさに腹立たしく思うことがあります。採血の失敗、患者さんの急変におろおろしたり…。でも積極的に経験を積むしかなかったですね。

【高下】民医連・医療生協の院所として感じている事は。

【酒井】生協病院は行事も多く、患者さんとの距離が近いと思います。先輩看護師がいろいろと気を配っていて、目標とする先輩がたくさんいます。

また、学生時代の実習先の雰囲気とはずいぶん違って、医師にも話がしやすいです。

【高岡】医師の姿勢がチーム医療の良さとなり大きな魅力になっています。

私は途中10年間のブランクがありましたが、復帰して患者さんに喜ばれたり、感謝されることが一番のやりがいになっています。今の時期には特に感謝の言葉をしっかり貯金し、励みにしてもらいたいですね。

【酒井】日常業務の多忙さの中で「ちょっと待ってね」とつい連発することが多かったのですが、その中で、ある患者さんと大切な経験ができました。その方は、「死にたい」と言い続けていた末期患者さんでしたが、毎日の声かけの中で「花が見たい」と言われ、“桜の花が咲いたら見に行く約束”をすることができました。容態の急変で約束は実現できませんでしたが、患者さんの療養生活の中で小さな幸せを共有できました。

【高下】素敵な経験でしたね。

【高岡】最後まで寄り添うことが実感できる職場はなかなかないですよね。「退院してくれ」といわれる病院が多い中で、救急日などでは“面倒な”患者さんの搬入が多いように感じます。民医連医療への理解が広がっているのではと思います。最初は、患者訪問などで正直、何故こんなことをするのかと思いましたが、患者さんの生活状況や世の中の動き、日常業務との関係が理解できるようになると、こういう病院が必要なんだと思うようになりました。

【高下】医療生協の特徴として組合員さんの存在がありますが、活動への参加は。

【酒井】班会に3回ほど参加。高血圧や心臓病がテーマで、患者目線でいろんなお話が聞けたのがよかったです。

【高岡】確かに班会では、医療現場では出てこない本音が聞けていいですね。しかし、厳しいことも言われたり、テーマに関係ない質問もされるので、新人さんには少し大変だと思いますが、何事も経験です。

【酒井】夏祭り実行委員会では、組合員さんの熱心さには感心させられました。

【高岡】私も、初めて支部総会に参加しましたが、50人も集まっていて、熱心さには驚きました。支部長さんとも顔見知りになりました。新人の皆さんには生協行事の機会を大切にして、組合員さんと仲良くなってほしいですね。

【高下】同感です。新人が成長していくことを願って、最後に一言。

【高岡・酒井】同期の人を大切にしてほしいですね。悩みは一人で抱え込むと大変。多職種の皆さんに愚痴を聞いてもらったり、温泉にいくなどリフレッシュの時間をつくってください。

【高下】ありがとうございました。

        (県連事務局高下 博行)

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