9月20日、21日に水俣での大規模な健診が行われました。22年ぶりに不知火海沿岸地域(熊本・鹿児島)で行われたものです。

 その結果は、かかわった医療関係者が「いまでもこんなに重い症状や被害が残っているなんて」と口をそろえて驚くものでした。

 この大検診には、愛媛民医連からも尾崎医師が参加しました。(赤丸が健診の行われた地域)

【和田】こんにちは。先日は広島のすぐ沖にある「似島(にのしま)」と原水禁世界大会にご一緒しましたね。  【秋本】お世話になりました。「あんなに近い所に、戦争の跡が今もそのまま残っている」という印象です。被爆した人たちの遺体が馬の焼却炉で焼かれたり、そのまま埋められていたり。5年前にも85体も遺骨が出てきたという話。60年前の遠いことだと思っていた戦争が、身近にあったのだという実感をもちました。

 【和田】私も30年くらい前に似島の話を知りましたが、今回初めて訪問しました。もっと早く足を運ぶべきでした。

 【秋本】被爆された方のお話を聴けたのも貴重な機会でした。5歳の時、病院で被爆し埋もれていた時、焼けただれて身体が真っ赤になった看護婦さんが、自分と母を助けてくれたという男性の話も衝撃でした。情景が見えてくるようで、戦争が「ほんとうにあったんだ」ということがずっしり伝わってきました。

 【和田】「似島少年少女のつどい」に同行したわけですが、秋本さんの子ども時代は?

 【秋本】スポーツが好きで、いろんな種目をしました。短距離走は苦手ですが、他は大体好きです。中学までしていた水泳は、週に4日スイミングに通って個人メドレーに出ていました。

 【和田】自由形・平泳ぎ・背泳・バタフライ、全部やってたんですか?

 【秋本】はい。高校からはダンスにのめりこみ、今も趣味でしています。

 【和田】ダンスに関する映画はどんなものが?

 【秋本】「ダンス・オブ・ハバマ」、「ステップアップ」、「リトルダンサー」、ミュージカル系の「プロデューサー」ですね。「フラッシュダンス」や2000年ころの「シカゴ」というのも観ました。

 【和田】さすがに詳しいですね。さて、保健師のお仕事についても少し。

 【秋本】日々の業務では、健診予約や採血、結果説明、予防接種等をしています。保健指導では、各々の患者様の背景も知りつつ、生活習慣が改善できるように気をつけています。

 【和田】民医連に入っての感想は。

 【秋本】アットホームで、型に入れられた感じがしないです。私のたどたどしい申し送りでも、分かってくれるスタッフがいる、気負わないで安心して仕事ができることに感謝しています。他部所スタッフも色々と教えて下さいます。

 【和田】これからのプランとか野心的なチャレンジというものは?

 【秋本】まだまだ日々の仕事に精一杯です。「まずは足もとを」と思っています。

 【和田】7月には反核平和マラソンにも挑戦されましたね。

 【秋本】はい。愛媛コースのアンカーで、住友別子病院から中央公園のゴールまで走りました。

 【和田】今回の似島・広島は、暑い中での参加でしたが、とても貴重な体験をされましたね。今後への継承という点でどうでしょう。

 【秋本】今後も平和人権ゼミなどで、仲間と学びを共有したり深めたりしていきたいです。

 【和田】泉川の藤田さんも、「きつかったけど、実感を持てた」と言われていました。来年もぜひ民医連職員・生協組合員の代表に行って欲しいですね。ありがとうございました。

 

【谷井】新入職員のみなさん、入職おめでとうございます。

 私たちの職場は民主医療機関連合会(民医連)と言います。特別に他の医療機関と違うということはありませんが、「職種間・職場間の協力関係が組織として保障されている」という特徴があります。 

私が就職した当時「医師を中心とした民主的集団医療」というキャッチコピーがありました。医師だけでなく、医師を中心とした様々な職種がカンファレンスを通じて、民主的に治療方針を決めていくというもので、ここに民医連の特徴があります。 

【坂本】先生が民医連に就職されたきっかけは

【谷井】金沢大学入学当初は卒業したら大学医局に入り、その後愛媛で公的病院に入るんだろうなと考えていました。五年生の夏休みに民医連の先輩から病院実習に誘われ、スモン病の患者さんの実態調査に参加しました。当時スモン病は原因不明の神経疾患でしたが、民医連の病院実習で、スモン病は「キノホルムが原因の薬害である」ということを教わりました。大学では原因不明の神経疾患というのが定説でしたが、その後、金沢でスモンはキノホルムが原因の薬害であるという判決が下りました。民医連の医師は薬害にも真剣に取り組んでいるんだなと心を打たれ、就職先に決めました。

【坂本】ご自身の生き方に共感しているところはありますか

【谷井】病気のとらえ方(病気の社会的背景を見るということ)です。大学教育では病気は科学的に診断するが、患者さんの社会的背景は見ないという考え方でした。民医連は一八〇度正反対で、同じ病気であっても社会的背景の違いで治療方針が根本的に違ってくるという考え方です。例えば、「眠れない」という患者さんに対して薬を処方しますが、原因がどこかにあります。夫婦仲が悪い、家族の介護で困っているなど…。我々はそうした社会的背景があるのなら、すぐに薬を処方するのではなく、よく話を聞きその原因を明らかにすることが重要だと考えています。他の病気も同様ではないでしょうか。病気の社会的背景を探るということは医師一人ではできません。医師を中心に看護師が診察の前によく話を聞く、事務も協力して家庭訪問をする、ケースワーカーが情報を得るなど多くの職員が治療に参加するという組織的な保障があって初めて成り立ちます。

【坂本】これから働く新入職員へのメッセージをお願いします

【谷井】私たちが目指す社会は、病気になっても、障害を持つようになっても、安心して生活ができる社会です。ただ単に病気を治すということだけでなく、そういう方向に全職員が協力して進んでいける組織をつくりたいと思います。医療・福祉の制度、政治を良い方向に変えていくことが必要です。ひとりではできないことですが、知恵を出し合って医療生協共同組織の方たちと手を取り合い、こうした活動に皆さんが参加してくれることを期待いたします。

【谷井】新入職員のみなさん、入職おめでとうございます。  

私たちの職場は民主医療機関連合会(民医連)と言います。特別に他の医療機関と違うということはありませんが、「職種間・職場間の協力関係が組織として保障されている」という特徴があります。 

私が就職した当時「医師を中心とした民主的集団医療」というキャッチコピーがありました。医師だけでなく、医師を中心とした様々な職種がカンファレンスを通じて、民主的に治療方針を決めていくというもので、ここに民医連の特徴があります。 

【坂本】先生が民医連に就職されたきっかけは

【谷井】金沢大学入学当初は卒業したら大学医局に入り、その後愛媛で公的病院に入るんだろうなと考えていました。五年生の夏休みに民医連の先輩から病院実習に誘われ、スモン病の患者さんの実態調査に参加しました。当時スモン病は原因不明の神経疾患でしたが、民医連の病院実習で、スモン病は「キノホルムが原因の薬害である」ということを教わりました。大学では原因不明の神経疾患というのが定説でしたが、その後、金沢でスモンはキノホルムが原因の薬害であるという判決が下りました。民医連の医師は薬害にも真剣に取り組んでいるんだなと心を打たれ、就職先に決めました。

【坂本】ご自身の生き方に共感しているところはありますか

【谷井】病気のとらえ方(病気の社会的背景を見るということ)です。大学教育では病気は科学的に診断するが、患者さんの社会的背景は見ないという考え方でした。民医連は一八〇度正反対で、同じ病気であっても社会的背景の違いで治療方針が根本的に違ってくるという考え方です。例えば、「眠れない」という患者さんに対して薬を処方しますが、原因がどこかにあります。夫婦仲が悪い、家族の介護で困っているなど…。我々はそうした社会的背景があるのなら、すぐに薬を処方するのではなく、よく話を聞きその原因を明らかにすることが重要だと考えています。他の病気も同様ではないでしょうか。病気の社会的背景を探るということは医師一人ではできません。医師を中心に看護師が診察の前によく話を聞く、事務も協力して家庭訪問をする、ケースワーカーが情報を得るなど多くの職員が治療に参加するという組織的な保障があって初めて成り立ちます。

【坂本】これから働く新入職員へのメッセージをお願いします

【谷井】私たちが目指す社会は、病気になっても、障害を持つようになっても、安心して生活ができる社会です。ただ単に病気を治すということだけでなく、そういう方向に全職員が協力して進んでいける組織をつくりたいと思います。医療・福祉の制度、政治を良い方向に変えていくことが必要です。ひとりではできないことですが、知恵を出し合って医療生協共同組織の方たちと手を取り合い、こうした活動に皆さんが参加してくれることを期待いたします。

【谷井】新入職員のみなさん、入職おめでとうございます。  

私たちの職場は民主医療機関連合会(民医連)と言います。特別に他の医療機関と違うということはありませんが、「職種間・職場間の協力関係が組織として保障されている」という特徴があります。 

私が就職した当時「医師を中心とした民主的集団医療」というキャッチコピーがありました。医師だけでなく、医師を中心とした様々な職種がカンファレンスを通じて、民主的に治療方針を決めていくというもので、ここに民医連の特徴があります。 

【坂本】先生が民医連に就職されたきっかけは

【谷井】金沢大学入学当初は卒業したら大学医局に入り、その後愛媛で公的病院に入るんだろうなと考えていました。五年生の夏休みに民医連の先輩から病院実習に誘われ、スモン病の患者さんの実態調査に参加しました。当時スモン病は原因不明の神経疾患でしたが、民医連の病院実習で、スモン病は「キノホルムが原因の薬害である」ということを教わりました。大学では原因不明の神経疾患というのが定説でしたが、その後、金沢でスモンはキノホルムが原因の薬害であるという判決が下りました。民医連の医師は薬害にも真剣に取り組んでいるんだなと心を打たれ、就職先に決めました。

【坂本】ご自身の生き方に共感しているところはありますか

【谷井】病気のとらえ方(病気の社会的背景を見るということ)です。大学教育では病気は科学的に診断するが、患者さんの社会的背景は見ないという考え方でした。民医連は一八〇度正反対で、同じ病気であっても社会的背景の違いで治療方針が根本的に違ってくるという考え方です。例えば、「眠れない」という患者さんに対して薬を処方しますが、原因がどこかにあります。夫婦仲が悪い、家族の介護で困っているなど…。我々はそうした社会的背景があるのなら、すぐに薬を処方するのではなく、よく話を聞きその原因を明らかにすることが重要だと考えています。他の病気も同様ではないでしょうか。病気の社会的背景を探るということは医師一人ではできません。医師を中心に看護師が診察の前によく話を聞く、事務も協力して家庭訪問をする、ケースワーカーが情報を得るなど多くの職員が治療に参加するという組織的な保障があって初めて成り立ちます。

【坂本】これから働く新入職員へのメッセージをお願いします

【谷井】私たちが目指す社会は、病気になっても、障害を持つようになっても、安心して生活ができる社会です。ただ単に病気を治すということだけでなく、そういう方向に全職員が協力して進んでいける組織をつくりたいと思います。医療・福祉の制度、政治を良い方向に変えていくことが必要です。ひとりではできないことですが、知恵を出し合って医療生協共同組織の方たちと手を取り合い、こうした活動に皆さんが参加してくれることを期待いたします。

 

 

【嶋田】泉川診療所は、近年在宅医療に力を入れていますね。

【伊東】在宅療養支援診療所として、現在約六十人の患者様の二十四時間の在宅管理を引き受けています。夜間も三人の看護師が毎晩交替で携帯電話を持ち帰り、コールがあれば夜中でも明け方でもまず行ってみるようにしています。医師と一緒に行ったり、まず看護師だけで行く場合もあります。

【嶋田】在宅医療に関わって特に大変だと感じる部分はどのような点ですか。

【伊東】やはり携帯をもって帰る夜は、緊張しているのかよく眠れなかったりもしますね(笑)。先日も、夜コールがあって駆けつけると呼吸状態が悪く、このままでは危険だと判断して救急車を呼び、搬送先や家族との相談など差配しながら、最終的に患者様は他院に入院となりました。終わると夜中の〇時を回っていましたね。

【嶋田】それは大変ですね。

【伊東】でもコールがあればどんな時間でも駆けつける、在宅療養支援診療所を引き受けているからには、その責任をもってあたらないといけないと思っています。

【嶋田】うれしいと感じるのはどんな時ですか。

【伊東】定期往診に行って「かわりないよ」と言われる時ですね。「いかがですか」と聞いたら「かわりないよ、ありがとう」と。「かわりない」っていうのが一番です。

【嶋田】これまでどおり順調に在宅療養が続けられていると。

【伊東】先日、在宅でとてもお元気だった方が、ショートステイでうつった風邪が元で入院され、そのまま亡くなるというケースがありました。あのまま家で療養を続けられていたら…と思うこともあります。

【嶋田】残念ですね。

【伊東】また、心不全などで一時は命の危険があるほど悪かった百四歳の患者様が、「絶対家に帰るんじゃ」と言われて、スタッフがその希望に沿う形で関わり、今ではデイサービスに通えるほどよくなりました。私たちは「一歩下がって後ろから支える」というスタンスが大事なんですよね。前に出てしまうとその人が「何かやろう」という気持ちを摘みとってしまうことにもなりかねませんから。

【嶋田】なるほど。

【伊東】独居の在宅患者さんを訪問すると、ベッドの周りにいろんなものが置いてある。自分で「これはここにしまおう」「やれることはやろう」と気をつけておられるんですよね。

【嶋田】自立したいという意欲を大切にするということですね。

【伊東】あくまで主人公は患者様で、私たちは外からの訪問者なんです。訪問したお家が多少ちらかっていたとしてもそのまんまでいいんです。健康に影響がなければ、それがその人の暮らしやすい形、その暮らしを続けられるように、私たちが支えることがきたらと思っています。在宅は非常にやりがいのある仕事です。若い看護師さんにはぜひ一度経験してみてほしい仕事ですね。

【嶋田】貴重なお話ありがとうございました。    (タイトル web編集部)

11月8日の国民集会に、あったか拓南から古味正徳さん、若水ハロー薬局から高次照彦さん、本部から和田宰が参加しました。集会後のデモ行進では、民医連新聞のインタビューがありました。写真は取材に応じる古味さん。

9日(月) は、衆議院、参議院の議員会館を回り「介護ウェーブ署名」の紹介議員になっていただくよう要請。民主党の友近聡朗参議院議員事務所が「借り預かり」ですが102通を預かってくれたほか、共産党の小池晃議員が「介護ウェーブ署名」と後期高齢などの「4項目署名」を引き受けてくれました。介護ウェーブ署名は2, 152筆を超えており、当面目標にした2, 000筆を超過しました。

11月8日の国民集会に、あったか拓南から古味正徳さん、若水ハロー薬局から高次照彦さん、本部から和田宰が参加しました。集会後のデモ行進では、民医連新聞のインタビューがありました。写真は取材に応じる古味さん。

9日(月) は、衆議院、参議院の議員会館を回り「介護ウェーブ署名」の紹介議員になっていただくよう要請。民主党の友近聡朗参議院議員事務所が「借り預かり」ですが102通を預かってくれたほか、共産党の小池晃議員が「介護ウェーブ署名」と後期高齢などの「4項目署名」を引き受けてくれました。介護ウェーブ署名は2, 152筆を超えており、当面目標にした2, 000筆を超過しました。

有楽町駅の東京の署名行動地点にも行きましたが、新居浜とは署名の規模や迫力が異なります。中央集会では、民主党の北海道選出、新人議員が挨拶に立って、「後期高齢者医療制度は廃止します。いずれ・・・・」の発言に会場からブーイングが上がり、思わず「後期高齢者医療制度は廃止します」といいなおした場面もありました。長い間、こういった集会には参加していませんでしたが、久々に参加してみると全国の力を感じられていいものです。       (愛媛民医連の参加者感想) 。
 
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